藍染めタイパンツ&~藍にまつわるエトセトラ~ 武州正藍染め編
こんばんは
和なり屋の海老澤です
いよいよ浅草の桜が開花
浅草寺が見ごろを迎えておりました
とってもきれい
咲き誇る桜、この時間はなんともいえません
力強さを感じます
さて本日は,
またまた新商品、誕生間近
“和なり屋新商品”タイパンツ
第四回藍染め市をお伝え致します
これからの春、夏、秋と大活躍しそうな商品をご紹介
ずばり、藍染めタイパンツです
着心地バツグン!!
綿100%で肌にもなじむ
七分丈、ロングと選べる
スタッフもお気に入りのタイパンツです
家でくつろぐもよし、外でおしゃれに着こなすもよし、
とっても使える藍染め商品の登場です
皆さん、もうじき販売開始致しますので
お楽しみに
最後は第四回藍染め市
藍の魅力③ ~藍にまつわるエトセトラ~ 武州正藍染め編
をお伝え致します
以前にもお伝えした通り
藍は植物!
という事で、
スイカや梨、みかん、白菜などなど・・・
果物や野菜にはその土地に適した産地があるように
藍染めにも産地があります。
藍染めの産地といえば徳島が有名ですが、
本日は北埼玉を中心に発達をとげた
“武州正藍染め”をご紹介
関東屈指の藍染め産地です(≧∇≦)ъ
まずは、先日のブログでも書かせて頂いた
江戸時代に発展をとげた藍と木綿の関係
木綿の栽培が盛んになった事で藍染めも広~く、
庶民に受け入れられるようなりましたが、
今回の取り上げる北埼玉の“武州”の地は、木綿の一大産地でした
武州正藍染めはこの木綿の産地でもあった羽生市、加須市、行田市が中心となっております
そして、藍の栽培にかかせないのが、豊富な栄養を含んだ水
江戸時代には藍は連作はできない!と言われていたほど、栽培は難しかったんです
しかし、羽生、加須、行田には一本の川が流れております
それが、谷川連峰の清流を運ぶ“利根川”
栄養を豊富に含んだ水が、木綿や藍を育てるのに適していました
こうして木綿や藍の産地となっていった武州の地
やがて、農家の副業として藍染めの糸を機織りし、綿織物を作り始めます
藍染めした糸で織り上げるため、微妙な糸の染めむらが
「青縞」と呼ばれるブランドになります
きれいな青の縞がステキ
そんな「青縞」は
江戸~明治にかけ、羽生市や行田市等で毎月1回行われていた市場で大盛況
染め屋さんは300件を超え、反物数は最大30,000反を誇るまでになります
明治の文豪、田山花袋の「田舎教師」の冒頭の一説にも登場するほどの一大産業地でした
江戸時代に花開いた“藍染め”
庶民の衣服であった“木綿”
それを支えたひとつが“武州正藍染め”だったのですね
とても歴史を感じさせます!
現代にもその技術は受け継がれ、規模こそ縮小していますが、
今でも剣道の藍染め胴着は80%を占めております
さらに、武州正藍染めの中心地であった羽生には今もなお
当時から受け継がれている藍染め紺屋さんがいるのです
今回の「第4回藍染め市」では、
そんな“武州正藍染め”の地から
2組の藍染め職人さんが来てくださいます
① 石織商店
染め、織り、製品化まで行う藍染めの専門店「石織商店」さん。
糸の段階から作成すると言う、生地へのこだわり、濃淡を出して織る生地は様々な作品に生まれ変わります。
リーズナブルなお値段で、本藍染めを楽しめます!
かっこいい本藍染めTシャツはかなりおススメです!
② 鈴木 道夫
埼玉県羽生市に生まれ、羽生で育ち、藍染め工房を構えた鈴木さん。和装業界での友禅染めとの出会いが、鈴木さんを染めの魅力へと導いたそうです。鈴木さんの作品は実に芸術的です。藍染めというと「青」という色あいが注目されがちですが、鈴木さんの作品には染まっていない「白」の部分もデザインの一部になっており、とてもおしゃれな作品になっております。人それぞれ違うように、美しい絞り染めがご覧になれます。ぜひ、一度、鈴木さんの作品を見に来てください
“武州正藍染め”を今に伝える藍染め職人さん達の
模様や、色合い、作品をぜひ、ぜひ見に来てください
最後はそんな武州正藍染めを全力でプッシュする
羽生市のゆるキャラをご紹介
ムジナもんです
羽生市内の宝蔵寺沼に自生する食虫植物「ムジナモ」(自生する宝蔵寺沼は国の天然記念物に指定)と、地域に言い伝えられている伝説の妖怪「むじな」にちなんで名付けられた、そうです。
藍染めは?と思ってしまいますが、
話しかけてみてください
好きな言葉は「あい!」
だそうです(笑)
皆さんもぜひ、藍染め体験や
藍染め市で日本に古くから受け継がれている日本の色
藍染めを体感してくださいませ
各種体験や藍染め市に関するお問合せはこちら
03-5603-9169
それでは、今夜はこのへんで
皆さん、ごゆっくり
失礼します(・.・;)
この記事へのコメントはありません。